足裏が痛いのは足底筋膜炎だけではない?考えられる原因を解説
朝起きて足をつくと、かかとがズキッと痛む。
仕事中に歩いていると、足の指の付け根がジンジンする。
帰宅して靴を脱いでも、足裏に何か挟まっているような違和感が残る。
「足裏が痛いなら、足底筋膜炎かな」
そう考えて、足裏を揉んだり、ふくらはぎを伸ばしたりしている方も多いと思います。
足底筋膜炎は、足裏やかかとの痛みを起こす代表的な状態です。
ただし、足裏が痛いからといって、すべてが足底筋膜炎とは限りません。
足裏には、足底筋膜だけでなく、神経、関節、腱、脂肪組織、骨など、さまざまな組織があります。
そのため、同じ「足裏の痛み」でも、
- かかとの内側が痛い
- かかとの中央が打撲のように痛い
- 土踏まずが張る
- 足の指の付け根が痛い
- 親指の付け根が痛い
- しびれや灼けるような感覚がある
など、症状の場所や性質によって考え方が変わります。
大切なのは、自分で病名を一つに決めることではありません。
どの場所が、いつ、どのように痛むのかを整理し、必要な相談先を選ぶことです。
この記事では、足底筋膜炎の特徴と、足裏の痛みを起こすほかの原因、医療機関へ相談した方がよい症状について解説します。
足裏の痛みがすべて足底筋膜炎ではない理由
足裏は、立つ、歩く、走るたびに体重を受け止めています。
かかとが床につき、足裏へ体重が移動し、最後に足の指で地面を押す。
この一連の動作には、足底筋膜だけでなく、足の骨、関節、神経、筋肉、腱が関わっています。
医学的にも、足裏の痛みは痛む場所によって複数の原因が考えられます。前足部ではモートン病、関節痛、種子骨障害など、かかとの下では足底筋膜炎、神経の圧迫、滑液包の問題などが挙げられています。
痛む場所が違えば、負担を受けている組織も違う
「足裏が痛い」と聞くと、足の裏全体に問題があるように感じます。
しかし、実際に一番痛い場所を指一本で示してもらうと、症状はある程度分かれます。
- かかとの内側
- かかとの中央
- 土踏まず
- 親指の付け根
- 足の指の付け根
- 内くるぶしから足裏
臨床でも、「土踏まずが痛い」と話されていた方が、実際には中指と薬指の付け根を示していたというケースがあります。
反対に、足の前側が痛いと思っていた方が、確認するとかかとから土踏まずへの移行部に圧痛があることもあります。
まずは「足裏」という広い表現から、一番つらい場所を絞ることが大切です。
痛みの性質にも違いがある
足裏の痛みは、場所だけでなく感覚にも違いがあります。
- 体重をかけるとズキッとする
- 打撲のようにジンジンする
- 電気が走るように痛む
- 灼けるように熱く感じる
- しびれや感覚の鈍さがある
- 小石や靴下のしわを踏んでいるように感じる
体重をかけたときの局所的な痛みと、神経が刺激されたときにみられるしびれや灼熱感では、考えられる状態が異なります。
足底筋膜炎で痛みが出やすい場所と特徴
足底筋膜炎は、かかとの骨から足の指の付け根付近へ伸びる足底筋膜に負担が加わり、主にかかと周辺へ痛みが出る状態です。
足底筋膜炎では、足裏のかかと付近の痛みと、朝起きた直後や長時間休んだあとの最初の数歩で強くなる痛みが代表的です。少し歩くと軽くなるものの、活動後に再び痛みが増すことがあります。
かかとの真下から少し内側が痛い
足底筋膜炎で痛みが出やすいのは、かかとの真下から少し内側です。
足底筋膜が、かかとの骨へ付着する付近になります。
次のような症状がある場合は、足底筋膜への負担が考えられます。
- 朝起きた直後の一歩目が痛い
- 長時間座ったあとに立つと痛い
- かかとの内側を押すと痛い
- 少し歩くと一時的に楽になる
- 長く立ったあとや歩いたあとに再び痛む
裸足や硬い床で痛みが出ることがある
自宅のフローリングを裸足で歩くと痛い。
底の薄い靴では、かかとへ衝撃が響く。
長時間立っていると、かかとの内側が痛くなる。
このような症状は、足底筋膜やかかと周辺へ負担が集まっている可能性があります。
ただし、かかとの中央が打撲のように痛い場合は、足底筋膜以外の組織も考える必要があります。
しびれが強い場合は別の原因も考える
足底筋膜炎では、体重をかけたときの痛みが中心です。
足の指まで電気が走る。
足裏が灼けるように痛む。
感覚が鈍い。
このような神経症状が強い場合は、足底筋膜炎だけでなく、神経の圧迫なども確認する必要があります。
足底筋膜炎以外に考えられる足裏の痛み
モートン病|足の指の付け根が痛い・しびれる
モートン病では、足の指へ向かう神経が繰り返し圧迫や刺激を受け、前足部に痛みやしびれが出ます。
特に、中指と薬指の間や、人差し指と中指の間に症状が現れることがあります。
モートン病では、灼けるような痛み、電気が走る感覚、足裏に異物があるような感覚がみられることがあります。
次のような症状がある場合は、モートン病など前足部の神経症状を考えます。
- 足の指の付け根が痛い
- 中指や薬指までしびれる
- 靴の中に小石があるように感じる
- 靴下が丸まっているような違和感がある
- 細い靴やパンプスで悪化する
- 靴を脱ぐと少し楽になる
足底筋膜炎はかかと側、モートン病は足の指の付け根側に症状が出やすい点が、大まかな違いです。
「かかとではなく足の指の付け根が痛い」「しびれや小石を踏んでいるような感覚がある」という方は、モートン病との違いも確認しておくと整理しやすくなります。詳しくは「モートン病と足底筋膜炎の違い|足裏の痛みはどこで見分ける?」をご覧ください。
中足骨頭部痛|足の指の付け根へ体重が集中する
足の指の付け根周辺へ負担が集中し、前足部が痛む状態を、中足骨頭部痛やメタタルサルジアと呼ぶことがあります。
これは一つの病名というより、足の指の付け根に起きる痛みの総称として使われます。
前足部の痛みには、関節の問題、神経の圧迫、足の形、歩き方など、複数の原因があります。
次のような方に起こることがあります。
- 立ち仕事が長い
- ヒールを履く時間が長い
- 足首が硬く、かかとが早く浮く
- 足の指の付け根にタコがある
- 歩くと前足部がジンジンする
しびれや灼熱感がなく、足の指の付け根を押したときに関節周辺が痛む場合は、モートン病とは異なる関節由来の痛みも考えます。
種子骨障害|親指の付け根が痛い
足の親指の付け根の裏側には、種子骨と呼ばれる小さな骨があります。
歩行や走行時には、親指の付け根へ体重が乗り、この種子骨周辺にも負担がかかります。
次のような症状がある場合は、種子骨周辺の問題も考えます。
- 親指の付け根の真下が痛い
- つま先立ちで痛む
- 走る、跳ぶ動作で痛む
- ヒールや底の薄い靴で悪化する
- 親指を反らすと痛い
外反母趾がある方では、親指で地面を押しにくくなり、種子骨周辺や隣の指の付け根へ負担が移ることもあります。
足根管症候群・足底神経の圧迫|足裏にしびれがある
内くるぶしの後ろには、足裏へ向かう神経が通っています。
この周辺で神経が圧迫されると、足裏やかかとに痛みやしびれが出ることがあります。
また、足裏を走る内側・外側足底神経の圧迫は、足底筋膜炎やかかとの痛みと混同されることがあります。
次のような症状がある場合は、神経の関与を確認します。
- 内くるぶしの後ろから足裏がしびれる
- 足裏が灼けるように痛む
- かかとから足の指へ症状が広がる
- 安静にしていてもピリピリする
- 足裏の感覚が鈍い
しびれの範囲が広がっている場合や、筋力低下を伴う場合は、自己判断で強く揉まず、整形外科などへ相談してください。
かかとの脂肪体への負担|かかとの中央が痛い
かかとの下には、着地時の衝撃を受け止める脂肪組織があります。
この部分へ負担が重なると、かかとの中央に打撲のような痛みが出ることがあります。
次のような特徴がみられることがあります。
- かかとの中央が痛い
- 硬い床を裸足で歩くと痛む
- 底の薄い靴で痛みが強くなる
- かかとを真下から押すと痛い
- 打ち身のようなジンジンした痛みがある
足底筋膜炎はかかとの少し内側、脂肪体への負担ではかかとの中央が痛みやすい点が、見分ける手がかりになります。
ただし、痛む場所だけで確定することはできません。
扁平足や後脛骨筋腱の問題|土踏まずの内側が痛い
土踏まずが低いこと自体は珍しくなく、痛みがなければ必ずしも治療が必要な状態ではありません。
ただし、以前より土踏まずが下がった。
内くるぶしの下から土踏まずにかけて痛い。
長く歩くと足の内側が疲れる。
片足でつま先立ちをしにくい。
このような場合は、土踏まずを支える後脛骨筋腱などに負担がかかっている可能性があります。
見た目の扁平足だけで判断せず、立ったときと歩いたときに土踏まずがどのように変化するかを確認することが大切です。
外反母趾や母趾の関節痛|親指の付け根が痛い
親指の付け根が出っ張り、靴に当たって痛む。
関節が赤く腫れる。
親指を動かしにくい。
このような場合は、外反母趾による関節周辺の負担も考えます。
外反母趾では、出っ張った部分に靴が当たることで痛みや赤み、腫れが生じる場合があります。
親指で地面を押しにくくなると、隣の指の付け根や足の外側へ負担が移り、足裏全体が痛いように感じることもあります。
タコ・魚の目|限られた場所を押すと痛い
足裏の一部分だけ皮膚が硬くなっている。
中心を押すと痛い。
靴を履いて体重をかけると、その場所だけ刺さるように痛む。
このような場合は、タコや魚の目による痛みも考えられます。
タコや魚の目は皮膚の問題ですが、その背景には同じ場所へ体重が集中する歩き方や、足に合わない靴が隠れていることがあります。
皮膚だけを削っても繰り返す場合は、荷重の偏りや靴も見直す必要があります。
疲労骨折|運動量が増えたあとから強く痛む
長距離を歩いた。
ランニングを始めた。
旅行や仕事で急に歩く量が増えた。
そのあとから足裏や足の甲に強い痛みが続いている場合は、骨への負担も考える必要があります。
疲労骨折では、明確に転倒していなくても、繰り返しの負荷によって骨に損傷が起こることがあります。
慢性的な足の痛みでは、疑われる組織や初期画像の結果に応じて、MRIや超音波などの追加検査が検討されることがあります。
足をつくたびに強く痛む、腫れがある、休んでも改善しない場合は、整体やセルフケアより先に医療機関へ相談してください。
炎症性の関節疾患や痛風|赤く腫れて強く痛む
足の関節が突然赤く腫れた。
少し触れるだけでも強く痛い。
熱を持っている。
何もしていないのに急激に痛くなった。
このような症状では、単なる足底筋膜炎とは異なる状態も考える必要があります。
強く揉んだり、ストレッチしたりせず、医療機関へ相談してください。
痛む場所から足裏の原因を整理する
| 主に痛む場所 | 考えられる状態 | よくある特徴 |
|---|---|---|
| かかとの少し内側 | 足底筋膜炎 | 朝の一歩目、休憩後の歩き始めが痛い |
| かかとの中央 | 脂肪体への負担 | 硬い床や裸足で打撲のように痛む |
| 足の指の付け根 | 中足骨頭部痛、関節痛 | 長時間歩行やヒールで痛む |
| 中指と薬指の間 | モートン病 | しびれ、灼熱感、小石を踏むような感覚 |
| 親指の付け根の裏 | 種子骨障害 | つま先立ち、走行、親指を反らすと痛い |
| 内くるぶしから足裏 | 神経の圧迫 | ピリピリする、灼ける、感覚が鈍い |
| 土踏まずの内側 | 後脛骨筋腱などへの負担 | 土踏まずが下がる、長く歩くと内側が痛い |
この表は、あくまで一般的な傾向です。
一つの症状に複数の原因が重なっていることや、二つ以上の場所が同時に痛むこともあります。
時間帯と動作から足裏の痛みを確認する
朝の一歩目が痛い
朝起きた直後や、長時間座ったあとの歩き始めが強く痛む場合は、足底筋膜炎の特徴と重なります。
数分歩くと軽くなるものの、仕事や外出のあとに再び痛くなることがあります。
歩き続けるほど前足部が痛くなる
歩き始めは平気でも、二十分、三十分と歩くうちに足の指の付け根が痛くなる。
靴を脱ぐと少し楽になる。
このような場合は、モートン病、中足骨頭部痛、靴による圧迫などを考えます。
裸足や硬い床でかかとが痛い
家の中を裸足で歩くと痛い。
タイルやフローリングでは、かかとへ衝撃が響く。
このような場合は、足底筋膜だけでなく、かかとの脂肪組織への負担も考えます。
安静にしていても痛い・しびれる
座っていても足裏が灼ける。
夜中に痛みで目が覚める。
体重をかけていなくても、しびれが続く。
典型的な足底筋膜炎では、荷重時や歩き始めの痛みが中心です。
安静時痛や夜間痛、強い神経症状がある場合は、自己判断を避けて医療機関へ相談してください。
足裏が痛いときに自宅で確認したいこと
一番痛い場所を指一本で示す
足裏全体が痛いように感じても、ゆっくり確認すると、一番つらい場所が見つかることがあります。
何度も強く押す必要はありません。
次の場所を軽く確認してください。
- かかとの中央
- かかとの内側
- 土踏まず
- 親指の付け根
- 足の指の付け根
- 中指と薬指の間
- 内くるぶしの後ろ
痛み以外の感覚を確認する
足裏の痛みと一緒に、次の症状がないか確認します。
- しびれ
- 灼熱感
- 感覚の鈍さ
- 腫れ
- 赤み
- 熱感
- 足の指の動かしにくさ
しびれや感覚低下がある場合は、筋肉や筋膜だけでなく、神経の問題も考えます。
痛みが始まる前の生活変化を振り返る
- 新しい靴へ替えた
- 歩く量が急に増えた
- 旅行やイベントへ行った
- 立ち仕事が増えた
- ランニングを始めた
- 足首や膝を捻った
- 体重や活動量が変化した
痛みが出る前の一週間から一か月を振り返ると、足へ負担が加わったきっかけが見つかることがあります。
靴を確認する
足裏の痛みでは、身体だけでなく、毎日履く靴も重要です。
- 靴底が片側だけ減っていないか
- かかとが靴の中で浮かないか
- 足の指が窮屈ではないか
- 靴が大きすぎないか
- 中敷きがつぶれていないか
- ヒールや底の薄い靴を長時間履いていないか
足裏の痛みは、運動や窮屈な靴などでも起こるため、自己診断だけでなく、症状が続く場合は専門家へ相談することが勧められています。
足裏が痛いときに避けたいセルフケア
痛い場所を強く押し続ける
ゴルフボールを強く踏む。
足つぼ棒で何度も押す。
痛みを我慢して、同じ場所を揉み続ける。
その場では効いているように感じても、数時間後や翌日に痛みが増えている場合は刺激が強すぎる可能性があります。
特に、神経症状や疲労骨折が疑われる場合は、強い刺激が適さないことがあります。
病名を決めて同じストレッチを続ける
足裏が痛いから足底筋膜炎だと思い、足の指を強く反らす。
ふくらはぎを限界まで伸ばす。
ストレッチ中に鋭い痛みやしびれが出る。
このような場合は中止してください。
足裏の痛みの原因によって、必要な対応は異なります。
痛みをかばって歩き続ける
足の外側へ体重を逃がす。
つま先だけで歩く。
片側の歩幅を小さくする。
このような歩き方が続くと、前足部、ふくらはぎ、膝、股関節、腰などへ負担が広がることがあります。
歩数を維持することより、かばわず歩ける量まで負担を下げることが大切です。
このような足裏の痛みは医療機関へ相談してください
次のような症状がある場合は、足底筋膜炎だと自己判断せず、整形外科などへ相談してください。
- 転倒や着地のあとから強く痛む
- 足を床につけられない
- けがの瞬間に音がした
- 足の形が変わっている
- 強い腫れや内出血がある
- 赤みや熱感がある
- 足の指や足裏にしびれがある
- 感覚が低下している
- 安静時や夜間にも強く痛む
- 日ごとに症状が悪化している
一方で、「今すぐ受診するほどではなさそうだけれど、このまま様子を見てよいのか」と迷う方もいると思います。足底筋膜炎を放置した場合の経過や受診の目安については「足底筋膜炎は放置しても大丈夫?自然治癒までの期間と受診の目安」で詳しく解説しています。
突然の強いかかとの痛み、腫れ、けがをしたときの破裂音、歩行困難などは、かかとの骨折やアキレス腱損傷などの可能性があります。
また、糖尿病がある方や、足の傷、皮膚の色の変化、強いむくみがある方も、自己判断で様子を見続けないでください。
鍼灸整体では足裏のどこを確認する?
足底筋膜炎と診断されていても痛みが続いている場合は、足裏だけでなく足首やふくらはぎ、歩き方まで確認することが大切です。詳しくは「足底筋膜炎で整体を探している方へ|足裏だけ揉んでも戻る理由」でも解説しています。
医療機関で骨折や重い疾患が否定されていても、足裏の痛みが続くことがあります。
その場合は、痛い場所だけでなく、足首、膝、股関節、歩き方、靴、仕事中の負担まで確認します。
痛む場所と症状の性質を確認する
かかとが痛いのか。
足の指の付け根が痛いのか。
しびれがあるのか。
朝の一歩目が痛いのか。
歩き続けると痛いのか。
同じ足裏の痛みでも、症状が出る条件によって考え方は変わります。
足首とふくらはぎの動きを確認する
足首が前へ曲がりにくいと、歩行中にかかとを早く浮かせたり、土踏まずを内側へ倒したりすることがあります。
その結果、かかと、土踏まず、足の指の付け根などへ負担が偏る可能性があります。
膝・股関節との連動を見る
歩行では、足だけが働いているわけではありません。
股関節やお尻が身体を前へ運び、膝と足首が衝撃を受け止めます。
反対側の膝や腰をかばった結果、痛い足へ負担が集中しているケースもあります。
必要に応じて鍼灸や手技を行う
状態に応じて、足部、ふくらはぎ、すね、足首、股関節周辺の筋緊張へ、鍼灸や手技で働きかけることがあります。
ただし、鍼灸整体を受ければ、すべての足裏の痛みが改善すると断定することはできません。
神経症状、骨折、炎症性疾患などが疑われる場合は、医療機関での検査を優先します。
生活の中で負担が集まる理由を探す
仕事で何時間立っているか。
通勤でどれくらい歩くか。
どの靴を履いた日に痛いか。
自宅では裸足か。
休日だけ急に歩く量が増えていないか。
身体の状態だけでなく、毎日の生活まで整理することで、足裏へ負担が集まる理由が見えてくることがあります。
足裏の痛みについてよくある質問
朝の一歩目が痛ければ足底筋膜炎ですか?
朝の一歩目の痛みは、足底筋膜炎でよくみられる特徴です。
ただし、その症状だけで確定することはできません。
痛む場所、しびれ、腫れ、歩行後の変化なども合わせて確認します。
足の指の付け根が痛いのも足底筋膜炎ですか?
足底筋膜炎でも土踏まずへ痛みが広がることはあります。
ただし、足の指の付け根が中心で、しびれや灼熱感を伴う場合は、モートン病や前足部の関節痛なども考えます。
レントゲンで異常なしなら心配ありませんか?
レントゲンでは骨の状態を確認できますが、筋膜、神経、腱などがすべて分かるわけではありません。
慢性的な足の痛みでは、疑われる組織に応じてMRIや超音波などが検討される場合があります。
異常なしと言われても痛みが続く場合は、再度医療機関へ相談するか、身体の使い方を含めて確認することが大切です。
足裏を揉めば改善しますか?
筋肉の緊張が関係している場合は、一時的に楽になる方もいます。
ただし、神経の圧迫、骨への負担、関節の問題などでは、強いマッサージが適さないことがあります。
翌日に痛みが増える場合は、刺激を控えてください。
足裏が痛いときは歩かない方がよいですか?
足をつけられないほど強く痛む場合は、無理に歩かず医療機関へ相談してください。
軽い症状では、完全に動かなくなるのではなく、痛みを大きく増やさない範囲へ歩行量を調整します。
整体へ行く前に病院へ行くべきですか?
外傷後の強い痛み、腫れ、熱感、しびれ、安静時痛がある場合は、先に整形外科などへ相談してください。
医療機関で大きな異常が否定されているものの、歩行時の痛みが続く場合は、足首や股関節、歩き方を確認する選択肢があります。
足裏が痛いからといって、一つの病名へ当てはめなくて大丈夫です
足裏が痛むと、まず原因を知りたくなります。
足底筋膜炎なのか。
モートン病なのか。
扁平足が原因なのか。
インソールを使うべきなのか。
早く答えを見つけたくなるのは自然なことです。
ただし、足裏の痛みには、複数の原因が考えられます。
かかとの少し内側が痛く、朝の一歩目がつらい。
足の指の付け根がしびれ、細い靴で悪化する。
かかとの中央が、裸足で歩くと打撲のように痛む。
親指の付け根が、つま先立ちで痛む。
それぞれ、確認したい場所や対応は異なります。
大切なのは、自分で病名を決めることではありません。
どこが、いつ、どのように痛むのか。
しびれや腫れはないか。
痛みが出る前に、靴や仕事、歩行量が変わっていないか。
これらを整理することで、適切な相談先を選びやすくなります。
武庫之荘・尼崎・阪急沿線で、足裏の痛みが続いている方へ。
病院では大きな異常がないと言われた。
足底筋膜炎だと思ってセルフケアをしているものの、痛みが変わらない。
足裏を揉んでも、歩くとまた痛くなる。
そのような場合は、足裏だけでなく、足首、ふくらはぎ、膝、股関節、靴、立ち方、歩き方まで一度整理してみると、負担が集まる理由が見えてくることがあります。
「これくらいの痛みで相談してもいいのかな」と、一人で我慢し続ける必要はありません。
医療機関での確認が必要な状態か、生活や身体の使い方から見直せる状態かも含めて、一緒に整理していきましょう。