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外反母趾でスニーカーまで痛い方へ|靴を変えても親指がつらい理由
「スニーカーなら大丈夫」と思っていたのに
パンプスを履くと、親指の付け根が痛い。
ヒールのある靴は、もうずいぶん前から避けている。
だから最近は、足に負担が少なそうなスニーカーばかり選ぶようになった。
少し幅の広いもの。
クッションが柔らかいもの。
店員さんに「歩きやすいですよ」とすすめられたもの。
それでも、歩いていると痛くなる。
朝、家を出た時はまだ大丈夫。
武庫之荘駅まで歩く。
電車に乗る。
梅田まで通勤する。
仕事中も立ったり、歩いたりする。
夕方になる頃には、親指の付け根がジンジンしている。
帰り道は、駅から家までの距離が朝より長く感じる。
家に着くと、玄関ですぐに靴を脱ぎたくなる。
そして、ふと思う。
「スニーカーでも痛いなら、もう何を履けばいいんやろ」
パンプスをやめた。
ヒールもやめた。
好きだった細身の靴もやめた。
それでも痛い。
ここまでくると、靴を選ぶこと自体に疲れてしまう方もいます。
外反母趾で本当につらいのは、親指の付け根が痛いことだけではありません。
「この靴なら大丈夫かな」
「今日はどれくらい歩くかな」
「帰りまで足がもつかな」
外出するたびに、足のことを考えなければならなくなる。
その生活が、少しずつしんどくなっていくのです。
こんなお悩みはありませんか?
- パンプスをやめてスニーカーにしたのに親指が痛い
- 幅広の靴を選んでも外反母趾がつらい
- 朝は大丈夫なのに夕方になると痛くなる
- 長く歩くと親指の付け根がジンジンする
- 新しい靴を買っても、結局履かなくなる
- 靴屋で何を選べばいいのか分からなくなった
- クッション性の高い靴でも痛みが出る
- インソールを入れても思ったほど楽にならない
- 片方の足だけ強く痛む
- 親指をかばって歩いている気がする
- 足だけでなく、ふくらはぎや腰まで疲れる
- 旅行や買い物で歩く距離が気になる
- 「もう好きな靴は履けないのかな」と思う
もし当てはまるものがあるなら、問題は単純に「靴が合っていない」だけではないかもしれません。
実は本当に困っているのは「親指の痛み」ではないかもしれません
外反母趾の相談を受けていると、最初は多くの方が足の話をされます。
「ここが痛いんです」
「親指が曲がってきました」
「この靴を履くと当たります」
もちろん、それも大切です。
でも、少し話を聞いていくと、本当に困っていることは別の場所にあることがあります。
「旅行に誘われても、たくさん歩くと思うと不安です」
「友達と買い物に行っても、私だけ休憩したくなるんです」
「家族に待ってもらうのが申し訳なくて」
「昔は好きだった靴を、もう何年も履いていません」
「仕事から帰ったら、足が痛くて何もしたくないんです」
外反母趾で失っていくのは、足の快適さだけではありません。
出かける気力。
靴を選ぶ楽しさ。
旅行への期待。
家族や友達と同じ速度で歩くこと。
仕事が終わった後に残っている体力。
そうしたものが、少しずつ削られていくことがあります。
だから、外反母趾を見る時に大切なのは、親指の角度だけではありません。
その足の痛みによって、今どんな生活になっているのか。
何を我慢するようになったのか。
そこまで見なければ、本当の悩みは分からないと思っています。
なぜスニーカーに変えても外反母趾が痛いのか
「外反母趾にはスニーカーがいい」
そう聞いたことがある方は多いと思います。
確かに、先の細いパンプスや高いヒールと比べると、足への負担を減らしやすい靴はあります。
しかし、スニーカーに変えれば必ず痛みがなくなるわけではありません。
なぜなら、外反母趾の痛みは「靴」だけで決まるものではないからです。
スニーカーでも親指の付け根が当たっている
一見ゆったりしているスニーカーでも、足の形に合っているとは限りません。
足の長さは合っていても、前足部の幅が狭い。
親指の付け根だけが靴の側面に当たっている。
靴紐が緩く、歩くたびに足が前へ滑っている。
逆に、大きめの靴を選びすぎて、靴の中で足が動いている。
こうした状態では、スニーカーでも親指の付け根に摩擦や圧迫が起こることがあります。
「柔らかい靴だから大丈夫」
「幅広と書いてあるから大丈夫」
とは限りません。
大切なのは、その靴があなたの足の長さ、幅、甲の高さ、左右差、歩き方に合っているかどうかです。
幅広の靴を選びすぎている
外反母趾が痛いと、できるだけ幅の広い靴を選びたくなります。
親指の付け根が当たらないようにするためです。
これは自然な選択です。
ただし、必要以上に大きい靴や幅の広すぎる靴では、歩くたびに足が靴の中で動くことがあります。
すると、足指が無意識に靴の中で踏ん張ります。
靴が脱げないように指を曲げる。
前へ滑らないように足裏に力を入れる。
その状態が毎日続けば、足は休まりません。
「痛いから大きい靴」
だけではなく、足が靴の中で安定しているかを見る必要があります。
歩くたびに親指へ負担が集まっている
外反母趾で親指が痛い方の中には、歩くたびに前足部へ負担が集中している方がいます。
人は歩く時、かかとから着地し、足裏へ体重を移し、最後につま先から身体を前へ送り出します。
この一連の流れがうまくいかないと、最後の蹴り出しで親指の付け根に負担が集中することがあります。
朝はまだ大丈夫。
でも、駅まで歩く。
仕事で動く。
買い物をする。
夕方になる。
一歩ごとの小さな負担が何千回も積み重なり、帰宅する頃には親指がつらくなる。
この場合、靴を変えるだけでは十分でないことがあります。
足首が硬くなっている
足首は、歩く時に身体を前へ進めるために重要な場所です。
足首が硬くなると、身体が前へ進みにくくなります。
すると、その足りない動きを補うために、足先で踏ん張ることがあります。
親指の付け根に体重を乗せる。
前足部で地面を強く押す。
足の指を使いすぎる。
こうした歩き方が続くと、外反母趾のある場所に負担が集まりやすくなることがあります。
ふくらはぎがいつも張っている。
しゃがみにくい。
階段を下りる時に足首が詰まる。
このような方は、親指だけでなく足首の動きも確認したいところです。
股関節がうまく使えていない
足の痛みなのに、なぜ股関節を見るのか。
そう思う方もいるかもしれません。
しかし、歩く動作は足だけで行うものではありません。
股関節が動き、骨盤が動き、身体全体が前へ進みます。
股関節が硬く、脚が後ろへ伸びにくいと、足先だけで地面を蹴るような歩き方になることがあります。
すると、親指の付け根に負担が集中しやすくなります。
実際に足の悩みがある方を見ていると、
「足だけが硬い」
のではなく、股関節や骨盤の動きにも左右差があることがあります。
外反母趾だから親指だけを見る。
それでは、なぜそこに負担が集まったのかが見えないことがあります。
痛みをかばう歩き方が続いている
親指が痛いと、人は無意識にそこをかばいます。
親指側に体重を乗せない。
足の外側で歩く。
歩幅を小さくする。
片方の足に体重を逃がす。
身体を少し傾ける。
最初は、痛みから逃げるための自然な反応です。
しかし、その歩き方が続くと、別の場所が頑張るようになります。
足首。
ふくらはぎ。
膝。
股関節。
腰。
背中。
肩。
足の痛みをかばっているうちに、
「最近、腰まで重い」
「片方の肩ばかり凝る」
「歩くだけで身体全体が疲れる」
という状態になることもあります。
外反母趾の痛みは足だけで終わらないことがあります
足は、毎日身体を支えている土台です。
その土台に痛みがあると、人は無意識に動きを変えます。
親指をかばう。
片足に体重を逃がす。
歩幅が小さくなる。
身体が前へ進みにくくなる。
すると、膝や股関節、腰が代わりに頑張ります。
さらに身体が傾けば、背中や肩、首にも緊張が広がることがあります。
だから当院では、外反母趾を「親指だけの問題」として見ません。
足裏。
足首。
ふくらはぎ。
膝。
股関節。
骨盤。
腰。
背中。
肩。
そして、実際にどう歩いているのか。
身体全体のつながりを確認します。
足が痛いだけなのに、なぜこんなに疲れるのか
外反母趾が長く続いている方の中には、足以外の疲れを訴える方もいます。
朝から身体が重い。
仕事が終わると何もしたくない。
休日なのに出かける気力がない。
寝ても疲れが抜けない。
もちろん、これらすべてが外反母趾のせいというわけではありません。
ただ、痛みが続くこと自体が、身体にとって負担になることはあります。
歩くたびに痛みを警戒する。
今日は痛くならないか考える。
出かける前に歩く距離を調べる。
旅行の予定が入ると、楽しみより先に足の心配をする。
身体はずっと小さな警戒を続けます。
痛みがある。
かばう。
身体が緊張する。
疲れる。
疲れるから動かなくなる。
さらに身体が硬くなる。
このような循環に入ることがあります。
「病院では大丈夫」と言われたのに痛い方へ
外反母趾が気になって整形外科へ行った。
レントゲンを撮った。
「今すぐ手術するほどではありません」
「様子を見ましょう」
「痛い靴を避けてください」
そう言われた。
大きな異常がないことは、安心できることです。
でも、痛みがなくなったわけではありません。
次の日も仕事へ行く。
駅まで歩く。
夕方になると痛い。
家に帰ると靴を脱ぎたくなる。
検査では大きな問題がない。
でも、自分は確かにつらい。
この間にいる方は、少なくありません。
「これくらいで相談していいのかな」
「もう歳だから仕方ないのかな」
「気にしすぎなのかな」
そう思ってしまう方もいます。
でも、検査で大きな異常が見つからないことと、あなたが困っていないことは同じではありません。
画像に写るものだけでなく、
いつ痛いのか。
どの靴で痛いのか。
何分歩くと痛いのか。
仕事中はどうなのか。
どこをかばっているのか。
生活の中で何を諦め始めているのか。
そうしたことを整理することも大切です。
そのまま我慢を続けると、生活が少しずつ変わっていくことがあります
ここで、必要以上に怖がらせるつもりはありません。
外反母趾だから、すぐに大変なことになる。
そういう話ではありません。
ただ、頑張る人ほど身体のサインを後回しにします。
仕事だから歩く。
家族がいるから出かける。
旅行だから我慢する。
痛くても、予定は変えない。
そのうち、身体ではなく予定の方を変えるようになることがあります。
駅から遠い店を避ける。
旅行を断る。
買い物を早く切り上げる。
ヒールを履く予定を断る。
友達に誘われても、歩く距離を考えてしまう。
足の痛みより先に、人生の行動範囲が狭くなっていく。
本当に避けたいのは、そこではないでしょうか。
改善のために考えたいこと
靴だけを何足も買い替え続けない
もちろん、靴選びは大切です。
しかし、何足買っても痛い場合は、靴だけの問題ではない可能性があります。
足の形。
足首の動き。
歩き方。
股関節の動き。
左右の体重のかけ方。
仕事でどれくらい歩くのか。
それらも一緒に見直す必要があります。
痛い親指だけを揉み続けない
痛い場所を触りたくなる気持ちは自然です。
ただし、強く揉めば良いとは限りません。
炎症や強い痛みがある時に刺激を加えると、かえってつらくなる場合もあります。
大切なのは、なぜ親指に負担が集まっているのかを見ることです。
歩き方だけを無理に直さない
「親指をまっすぐ使おう」
「足裏全体で歩こう」
「姿勢を良くしよう」
意識することは悪くありません。
でも、足首や股関節が硬いまま、無理に歩き方だけを変えようとすると、別の場所に力が入ることがあります。
まずは身体が動ける状態を作る。
そのうえで、自然に歩きやすい使い方を考える。
その順番が大切です。
痛みが強い時は医療機関で確認する
強い腫れ。
赤み。
熱感。
安静時にも続く痛み。
急激な悪化。
歩くことが難しいほどの痛み。
このような場合は、まず整形外科などの医療機関へ相談してください。
外反母趾に見えても、別の問題が隠れていることがあります。
鍼灸整体でできること
鍼灸や整体で、外反母趾そのものが必ず治るとは言えません。
また、変形した骨を元通りに戻すと断定することもできません。
医療機関での診断や治療が必要な場合もあります。
そのうえで、外反母趾のある場所に負担が集まり続けている背景を整理することはできます。
当院では、親指だけを見て終わりにはしません。
足裏のアーチ。
足首の動き。
ふくらはぎ。
膝。
股関節。
骨盤。
腰。
歩き方。
靴。
通勤。
仕事。
家事。
休日の過ごし方。
そこまで含めて、今の身体に何が起きているのかを整理します。
なぜなら、目標は親指の角度を眺めることではないからです。
駅まで普通に歩けること。
買い物を途中で諦めないこと。
旅行の予定を楽しみにできること。
仕事から帰った後にも、少し自分の時間が残っていること。
また靴を選ぶことを楽しめること。
そのために、足から身体全体を見る。
それが、当院の考え方です。
よくある質問
Q1. スニーカーなのに外反母趾が痛いのはおかしいですか?
珍しいことではありません。スニーカーでも足の形に合っていなかったり、靴の中で足が動いていたり、歩く時に親指へ負担が集中していたりすると、痛みが出ることがあります。
Q2. 幅広の靴を履けば大丈夫ですか?
幅が広ければ必ず良いとは限りません。大きすぎる靴では足が中で動き、無意識に足指で踏ん張ることがあります。足の長さ、幅、甲の高さ、固定性などを総合的に考える必要があります。
Q3. 外反母趾は歩かない方がいいですか?
一律に歩かない方が良いとは言えません。ただし、痛みを我慢して歩き続けることもおすすめできません。症状の強さや原因を確認し、必要に応じて歩行量を調整してください。
Q4. インソールを使っても痛いのはなぜですか?
インソールだけで解決しない場合もあります。靴との相性、足首や股関節の動き、歩き方、使用時間なども関係します。
Q5. 親指を自分で広げてもいいですか?
強く引っ張ったり、痛みを我慢して動かしたりすることは避けてください。状態によって適切な方法は異なります。
Q6. 外反母趾で腰まで痛くなることはありますか?
外反母趾が直接すべての腰痛を起こすわけではありません。ただし、足の痛みをかばって歩き方や体重のかけ方が変わることで、腰に負担がかかる場合はあります。
Q7. 病院では何科に行けばいいですか?
まずは整形外科が一般的です。特に痛みが強い場合、急に悪化した場合、腫れや熱感がある場合は医療機関で確認してください。
Q8. 鍼灸整体で外反母趾は治りますか?
治ると断定することはできません。当院では、親指だけではなく、足首、股関節、歩行などを確認し、外反母趾のある場所へ負担が集まる背景を整理していきます。
Q9. どのタイミングで相談すればいいですか?
スニーカーでも痛い、歩く距離を減らしている、旅行や買い物を避けるようになった、足をかばって腰や膝まで疲れる。このような変化があるなら、一度状態を整理するタイミングかもしれません。
まとめ|スニーカーまで痛い時、見直したいのは靴だけではありません
パンプスをやめた。
ヒールをやめた。
幅広の靴にした。
スニーカーにした。
それでも痛い。
そんな状態が続くと、
「もう何を履いても無理なんかな」
と思ってしまうかもしれません。
でも、靴を変えても痛い時は、靴だけを探し続けるのではなく、なぜ親指に負担が集まっているのかを見直すことも大切です。
足裏。
足首。
ふくらはぎ。
膝。
股関節。
骨盤。
腰。
歩き方。
そして、毎日の生活。
足の痛みは、足だけを見ても分からないことがあります。
もし、病院では大きな異常はないと言われたけれど、スニーカーでも親指が痛い。
靴を何足変えても、外反母趾のつらさが続いている。
足のことを考えながら生活するのに疲れてきた。
そんな状態が続いているなら、一度今の状態を整理する時間を作るのも一つの方法かもしれません。